180度変わった私の人生(30代・男性)

2016年06月03日(金)

私は強迫性障害になって30年になります。初診の頃は強迫性障害という診断は出ず、うつ病と言われていました。また、統合失調症かもしれないとも言われていたようです。30代に入り、初めて「強迫性障害」という診断が出ました。その頃までは、病院に行っても、カウンセリングで話を聴いてもらうだけで、薬を出してもらうだけで、ほぼ症状が改善されたとか、良くなったということがなかったので、全く、医者、薬への信頼を無くしていました。

30代前半を最後に症状が悪化して、仕事が全くできなくなっていました。そのまま何年も経ちました。そんなある日、母からの紹介で「行動療法」を受けないかと勧められました。私は医者、薬への信頼がなかったので、何度言われても断っていました。しかし、このままでは良くならないことを痛感して、「行動療法」を受ける決意をしました。信頼できる医者と心理士に出会い、行動療法の話を聞いた時、これをやってみたい!と強く思ったのです。

次回の予約を取ったものの、病院に行けず、病状が悪化していた時に、その病院の方から岡崎先生を紹介されました。そこから本格的に行動療法を受けました。本当に驚くほどに、症状が改善されて、私の症状は180度といっていいほどよくなっていきました。数年、外出が出来なかったのですが行動療法を受けて、1か月半くらいで入浴も出来るようになり、外出も出来るようになりました。岡崎先生と久しぶりに近くの公園に行って桜を見ることが出来ました。あの、すがすがしくて、気持ちの良い空気間は今も忘れることが出来ません。

それから現在に至るまで、1か月に1度のペースで行動療法を受けています。今では、週の5、6日、外出をして、ますます症状が改善しています。まだ、確認もどうしてもしてしまい、トイレや入浴、手洗いに時間がかかって、しんどいこともあるのですが、数年前に比べると全く比べ物にならないくらい楽になっていることが本当にあり難いです。とても嬉しく思っています。

目標は、自立して、仕事について、一人で生きていくことが目標なので、まだ、そこまでには、時間がかかりそうですが、これからも小さいことをおろそかにせずに、気持ち悪いことにも次々に、本来、自分がするべき行動をとっていくこと、確認行動をせずに実行していきたいと思います。あれだけ、医者、薬を嫌っていた、自分が、本当に行動療法、岡崎先生と出会えて、本当に感謝しております。ありがとうございました。