代表岡崎が「平成28年度定時総会第22回学術研究会」で講師を務めます。

2016年05月07日(土)

代表岡崎が平成28年6月11日に「公益社団法人日本精神神経科診療教会/公益財団法人大阪精神科診療所教会」主催の「平成28年度定時総会第22回学術研究会」で医療機関スタッフ向け教育講演「医療機関を訪れることが難しい人に対する訪問カウンセリング」の講師を務めます。

■HPより抜粋
17:00~18:00 第4会場
座長: 関 晋太郎(医療法人三家クリニックみつや訪問看護ステーション)
演者: 岡崎 剛(医療法人三家クリニック/なんば・ながたメンタルクリニック/メンタルワークス大阪)

http://convention.jtbcom.co.jp/japc22/program.html

■抄録より抜粋)
さまざまな障害や困難を抱えながら地域で生活する人々の中には、自ら医療機関を訪れることが難しい人が存在します。その背景には、精神科・心療内科・精神疾患に対するスティグマ、病識の乏しさ、外出することが難しいなど症状特有の問題などがあると推測されます。
その代表が「ひきこもり」であると考えられます。ひきこもる者の中には精神疾患を有する者が少なくないことが指摘されています。従来型の来院・来談が出来ない場合、支援や 治療を出来ない人達に対して、どのような方法をとることが出来るでしょうか。 近年、受療に繋がらない薬物依存患者を受療につなげるプログラムとして CRAFT(Community Reinforcement and Family Training)の有効性が報告されています。また、我が国では、薬物依存患者のみならず、ひきこもり状態の子どもを持つ家族に対しても CRAFT が実施されています。当事者の周りの人たちに働きかけることによって、医療機関に繋げていく試みがされています。 そして、医療機関を訪れることが難しい人に対して行われる支援の一つの形として、訪問カウンセリングが挙げられます。
訪問カウンセリングでは、カウンセラー自らが当事者宅に訪問し、心理支援を実施していきます。訪問カウンセリングでは、面接室でのカウンセリングに比べ、勝手が違うことが多く、その実施にはいくつかの注意点が必要になってきます。
今回の講演では、医療機関に訪れることが難しい人の現状、ひきこもり、CRAFT、訪問 カウンセリングの留意点、事例などを交えてお話したいと思います。